「概論/体温/調節/負のフィードバック/体温調節/夏/発汗」の版間の差分

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発汗について考えてみましょう。発汗は、体温低下を促進します。体温調節の負のフィードバックにおいては、発汗が「原因」であり、体温低下が「結果」となります。そのため、夏に高体温となり、体温がセットポイントより高い場合、高体温=体温低下という「結果」が<u>少ない</u>と判断されます。       
発汗について考えてみましょう。発汗は、体温低下を促進します。体温調節の負のフィードバックにおいては、発汗が「原因」であり、体温低下が「結果」となります。そのため、夏に高体温となり、体温がセットポイントより高い場合、高体温=体温低下という「結果」が<u>少ない</u>と判断されます。       
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[[概論/負のフィードバックによる調節/正常に機能している負のフィードバック調節のまとめ|負のフィードバックとは、「結果」が多いときには、「結果」を促進する「原因」を少なくし、逆に、「結果」が少ないときは、「結果」を促進する「原因」を多くすることで、「結果」をちょうどいい(セットポイント)レベルに安定させるためのシステムです。]]
[[概論/負のフィードバックによる調節/正常に機能している負のフィードバック調節のまとめ|負のフィードバックとは、「結果」が多いときには、「結果」を促進する「原因」を少なくし、逆に、「結果」が少ないときは、「結果」を促進する「原因」を多くすることで、「結果」をちょうどいい(セットポイント)レベルに安定させるためのシステムです。]]


夏の高温では、体温低下という「結果」が少ないため、発汗、すなわち「結果」をもたらす「原因」は増大します。真夏の高温などは体温低下を抑制するノイズであり、これに対して、発汗による体温低下の促進作用を多くする調節により、体温のホメオスターシスを保つことができて生理的です。 [[概論/負のフィードバックによる調節/「ノイズ」/抑制性のノイズに対する負のフィードバック調節|上り坂でエンジンの回転を増大させる]]のに似ています。   
夏の高温では、体温低下という「結果」が少ないため、発汗、すなわち「結果」をもたらす「原因」は増大します。夏の高温などは体温低下を抑制するノイズであり、これに対して、発汗による体温低下の促進作用を多くする調節により、体温のホメオスターシスを保つことができて生理的です。 [[概論/負のフィードバックによる調節/「ノイズ」/抑制性のノイズに対する負のフィードバック調節|上り坂でエンジンの回転を増大させる]]のに似ています。   
 
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::チャレンジクイズ::
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//RAND  
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発汗を調節する負のフィードバックにおいて、 発汗を「原因」とするならば、「結果」は体温低下である。(真夏日などにおける)高温暴露により、発汗を調節する負のフィードバックシステムが「ちょうどいい」とする(セットポイント)温度は、{~上昇する.=変わらない.~低下する}。そのため、このシステムは、高温暴露による高体温を「結果」が{~多い.~ちょうどいい.=少ない}と判断し、「原因」である発汗{=を増大(亢進)させる.~に影響しない.~を減少(低下)させる}。  
発汗を調節する負のフィードバックにおいて、 発汗を「原因」とするならば、「結果」は体温低下である。(真夏日などにおける)高温暴露により、発汗を調節する負のフィードバックシステムが「ちょうどいい」とする(セットポイント)温度は、{~上昇する~=変わらない~低下する}。そのため、このシステムは、高温暴露による高体温を「結果」が{~多い~ちょうどいい~=少ない}と判断し、「原因」である発汗{=を増大(亢進)させる~に影響しない~を減少(低下)させる}。  
 
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発汗を調節する負のフィードバックにおいて、 発汗を「原因」とするならば、「結果」は体温低下である。(真冬日などにおける)低温暴露により、発汗を調節する負のフィードバックシステムが「ちょうどいい」とする(セットポイント)温度は、{~上昇する.=変わらない.~低下する}。そのため、このシステムは、低温暴露による低体温を「結果」が{=多い.~ちょうどいい.~少ない}と判断し、「原因」である発汗{~を増大(亢進)させる.~に影響しない.=を減少(低下)させる}。  
発汗を調節する負のフィードバックにおいて、 発汗を「原因」とするならば、「結果」は体温低下である。(真冬日などにおける)低温暴露により、発汗を調節する負のフィードバックシステムが「ちょうどいい」とする(セットポイント)温度は、{~上昇する~=変わらない~低下する}。そのため、このシステムは、低温暴露による低体温を「結果」が{=多い~ちょうどいい~少ない}と判断し、「原因」である発汗{~を増大(亢進)させる~に影響しない~=を減少(低下)させる}。  
 
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真夏の高温により、発汗は {=増大する.~変化しない.~減少する}。  
真夏の高温により、発汗は {=増大する~変化しない~減少する}。  
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発汗を調節する負のフィードバックにおいて、真夏の高温は{~原因.~結果.=ノイズ}である。  
発汗を調節する負のフィードバックにおいて、真夏の高温は{~原因~結果~=ノイズ}である。  
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2018年8月23日 (木) 08:32時点における最新版

POINT!

動画と音声での説明

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発汗について考えてみましょう。発汗は、体温低下を促進します。体温調節の負のフィードバックにおいては、発汗が「原因」であり、体温低下が「結果」となります。そのため、夏に高体温となり、体温がセットポイントより高い場合、高体温=体温低下という「結果」が少ないと判断されます。

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負のフィードバックとは、「結果」が多いときには、「結果」を促進する「原因」を少なくし、逆に、「結果」が少ないときは、「結果」を促進する「原因」を多くすることで、「結果」をちょうどいい(セットポイント)レベルに安定させるためのシステムです。

夏の高温では、体温低下という「結果」が少ないため、発汗、すなわち「結果」をもたらす「原因」は増大します。夏の高温などは体温低下を抑制するノイズであり、これに対して、発汗による体温低下の促進作用を多くする調節により、体温のホメオスターシスを保つことができて生理的です。 上り坂でエンジンの回転を増大させるのに似ています。

Challenge Quiz

1.

発汗を調節する負のフィードバックにおいて、 発汗を「原因」とするならば、「結果」は体温低下である。(真夏日などにおける)高温暴露により、発汗を調節する負のフィードバックシステムが「ちょうどいい」とする(セットポイント)温度は、 上昇する 変わらない 低下する 。そのため、このシステムは、高温暴露による高体温を「結果」が 多い ちょうどいい 少ない と判断し、「原因」である発汗 を増大(亢進)させる に影響しない を減少(低下)させる

2.

発汗を調節する負のフィードバックにおいて、 発汗を「原因」とするならば、「結果」は体温低下である。(真冬日などにおける)低温暴露により、発汗を調節する負のフィードバックシステムが「ちょうどいい」とする(セットポイント)温度は、 上昇する 変わらない 低下する 。そのため、このシステムは、低温暴露による低体温を「結果」が 多い ちょうどいい 少ない と判断し、「原因」である発汗 を増大(亢進)させる に影響しない を減少(低下)させる

3.

真夏の高温により、発汗は  増大する 変化しない 減少する

4.

発汗を調節する負のフィードバックにおいて、真夏の高温は 原因 結果 ノイズ である。