「泌尿器系/腎臓/カルシウムイオン、リン酸イオンの調節/腎不全(慢性腎臓病CKD)における2次的病態-4」の版間の差分

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2014年11月18日 (火) 22:15時点における版

POINT!
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*腎不全(慢性腎臓病 chronic kidney disease, CKD)では、血中のリン(酸イオン)濃度が大きく上昇するため、Ca2+ + HPO42- → CaHPO4の化学反応が進行し、リン酸カルシウムが沈着します。

*腎不全(慢性腎臓病 chronic kidney disease, CKD)では、副甲状腺ホルモン parathyroid hormone (PTH)の血中濃度が上昇していて、骨吸収が進行しているため、リン酸カルシウム(CaHPO4)は異所性に沈着(石灰化)します。つまり、骨でないところに骨ができるのです。

*腎不全(慢性腎臓病 chronic kidney disease, CKD)では、カルシウムの血中濃度は、ろ過されないために上昇 し、腸管からの吸収と尿細管からの再吸収とが低下するために低下し、骨がPTHにより破壊されるために上昇し、異所性の石灰化のために低下します。総じて軽度に低下します。

Challenge Quiz

1.

腎不全(慢性腎臓病 chronic kidney disease, CKD)では、 リン(酸イオン)血症のため、Ca2+ + HPO42- CaHPO4の化学反応が進行し、副甲状腺ホルモン(parathyroid hormone、 PTH)の血中濃度 低下 上昇 のために、リン酸カルシウム(CaHPO4)が 血管壁など軟部組織 に沈着する。

2.

腎不全(慢性腎臓病 chronic kidney disease, CKD)で、リン酸カルシウム(CaHPO4)が血管壁など軟部組織に沈着するのは、 通常通り 異所性 の石灰化である。