下垂体前葉において生成、内分泌されている。 成長ホルモンの主作用は骨の成長促進である。また、軟部組織を肥厚させる作用もある。

栄養素の代謝に対する影響が知られている。第一にタンパク質の合成が促進される。また、そのエネルギーを供給するため、トリグリセリドが分解され、血中の遊離脂肪酸が増加する。さらに、抗インスリン様作用のため、血糖が上昇する。


成長ホルモン分泌亢進による疾患:

先端巨大症(成長後の発症):成長ホルモンの血中濃度が高値、糖尿病を併発、軟部組織肥厚による手根管症候群(‘手がしびれる’)、踵骨と足底皮膚面の最短距離が22 mm以上(‘靴が小さくなった’)、骨の変形(前頭洞拡大、下顎骨肥大、手足の末節骨の変形、眉弓上縁肥大)、下垂体腫瘍による変化(両耳側半盲、頭痛)。

巨人症:上記すべて+高身長

32歳女性。頭痛を主訴として受診。眉弓上縁と下顎の突出および手足の肥大をみとめる。血清成長ホルモン濃度 28 ng/ml (正常5以下),血清プロラクチン24 ng/ml (正常4-15)。診断:先端巨大症

成長ホルモン分泌低下による疾患:小人症

小児: 身長<M-2SD、年間成長<M-1.5SD×2年。 均整はとれている。 二次性徴(+)、だが遅れることが多い。 骨年齢<暦年齢×80%。 検査所見:GH分泌刺激試験としてインスリン/アルギニン投与。

成人:特に症状なし

Challenge Quiz

1. 成長ホルモン、甲状腺ホルモン、性(腺)ホルモンなどは、骨の 形成 破壊 を促進する。
2. 成長期以前に成長ホルモン分泌が亢進すると、 巨人症 先端巨大症 となる。
3. 成長ホルモンは、 視床下部 下垂体前葉 下垂体後葉 で生成される。
4. 成長ホルモンは、 視床下部 下垂体前葉 下垂体後葉 で内分泌される。
5. 成長ホルモンは 下垂体前葉 下垂体後葉 から生成、内分泌される。
6. 成長ホルモンの作用は 卵胞を刺激する 黄体を形成する 身長の伸長 乳汁生成促進 である。