肝機能まとめFlipped.jpg

アルブミン生成
肝臓はタンパク質(アルブミン)を生成しています。アルブミンは膠質浸透圧を呈し、血管外の水を血管内に引き込む作用があります。

アンモニアを尿素に変換
アミノ酸はアンモニアに代謝されます。尿素は腎臓から尿中に排出されます。 肝臓は、毒性の高いアンモニアを毒性の低い尿素に変換しています。

グリコーゲン(多糖)の生成、貯蔵
肝臓では、単糖であるブドウ糖から、多糖であるグリコーゲンが生成されます。さらに、筋肉細胞のグリコーゲンとは異なり、貯蔵されたグリコーゲンは、ブドウ糖となって血管に放出され、血糖を上昇させます。

胆汁酸の生成
肝臓は胆汁酸を生成しています。 前述の通り、胆汁酸は(特に脂質の)消化と吸収とを促進しています。

ビリルビンを抱合し、胆管に排泄
肝臓では、非抱合(間接)型ビリルビンを抱合(直接)型ビリルビンに変換するグルクロン酸抱合が行われています。また、抱合(直接)型ビリルビンは胆汁に排出されます。抱合(直接)型ビリルビンが胆汁色素です。